南海貴志川線の車両 1051系 (昭和46年廃車)
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モハ1058形
昭和45年 伊太祁曽付近
モハ1051形・クハ1801形
 1051形系は戦後に登場した形式で、高野線の平坦区間用15m標準車両として活躍した。
 晩年は貴志川線の雑形車を廃車にするために、昭和44年貴志川線に集結したが、昭和46年には先輩格の1201形に道を譲り1051系は廃車された。

 

 

モハ1057形
昭和45年 伊太祁曽

クハ1802形
昭和45年 伊太祁曽

 
1051系について
  • 昭和24年から戦災車、事故車からの復旧車として製造された15m2枚扉旧型車両
  • モーターは78kW×4でGE製、ブリル製の台車を履いている
  • モハ1058形は昭和44年(1969)にクハ1844形からMc化された車両。
仕様 モハ1051
51-54,58
モハ1051
55-57
クハ1801
01,02
クハ1801
03,04
製造初年 昭和24 昭和25 昭和25 昭和25
寸法(車長)mm 15,250 15,472 15,472 15,250
寸法(車幅)mm 2,744 2,744 2,744 2,744
寸法(車高)mm 4,160 4,160 4,160 4,160
自重t 33.5 33.5 25.8 25.8
運転台 両運転台 両運転台 片運転台 片運転台
台車形式 27MCB-2 27MCB-2 86-35-A 86-35-A
主電動機出力
×個数
78kW×4 78kW×4 - -
歯車比 2.82 2.82 - -
定格速度km 41.8 41.8 - -
駆動方式 吊掛け 吊掛け - -
製造所 川崎車輌 帝国車両 川崎車輌 富士重工
  • 昭和46年8月廃車。

出典・参考文献:私鉄ガイドブック6 誠文堂新光社:慶応義塾大学鉄道研究会編